阪神間各地の小中学校で終業式が行われた20日、兵庫県西宮市の北六甲台小学校では、卒業生で、ロンドン五輪に自転車競技で出場する前田佳代乃選手(21)からのビデオメッセージが紹介された。児童らが寄せ書きした日の丸を手に「これを持って行ってロンドンで頑張ってきます」と宣言した前田選手の姿に、大きな拍手が沸き起こった。(金山成美) 同校では、五輪出場決定後、5、6年生有志が応援コメントを書き、終業式で前田選手の母親に託すことにしていた。ところが、今月11日、実家に戻っていた前田選手が、母親から児童たちの思いを聞き、放課後の学校を訪問。教職員から寄せ書きを受け取り、お礼にビデオメッセージや、「夢への一歩」と書かれた色紙を残したという。 この日の終業式には、児童約660人が出席。前田選手が「小学生のころからの夢だったオリンピックに出場できることになってうれしいです」と話す姿などがスクリーンに映し出された。渡瀬尚子校長は「大先輩のように、みなさんも頑張ること、続けることで夢をかなえてほしい」と語りかけた。 この後、色紙3枚が6年生代表に手渡された。校内に飾るという。6年の女子児童(12)は「小さいころからの夢に向けて頑張っていてすごい。テレビで応援したい。私は保育士になれるよう頑張る」と話した。 同校の玄関には、地域住民が揮毫した激励の立て看板を掲げられ、前田選手を地域で応援する機運が高まっている。