「よしっ、次は金メダルだ」−。ロンドン五輪のバドミントン女子ダブルス準決勝で、藤井瑞希、垣岩令佳組(ルネサス)がカナダ組を下し、史上初の決勝進出を決めた3日未明、熊本市南区八幡のルネサスセミコンダクタ九州・山口の体育館で大声援を送った従業員や地元の応援団は歓喜の渦に包まれた。 大型スクリーンの前には約90人が集結。午前3時半、試合が予定より1時間遅れて始まると、スティックバルーンを打ち鳴らしながら「フジイ」「カキイワ」の大合唱が沸き起こった。 第1ゲームを先取し勢いに乗りたいフジカキ組。しかし、格下のカナダ組に苦戦を強いられ第2ゲームを奪われる。川尻後援会事務局長で和菓子職人の立山学さん(60)は「これが五輪のプレッシャーなのか。動きが硬い」と唇をかむ。 ようやく本来の調子を取り戻した第3ゲーム後半。応援団のボルテージは上がりっぱなし。勝利の瞬間、「やったぞー」と最高潮に達した。 同社応援団長の岡山聡さん(34)は「うれしいのひと言。本当に感無量です」、後援会副会長の白木武治さん(64)も「次は金メダルを目指し、自分の力を出し切って思いっきり戦ってほしい」と喜びを爆発させた。 仮眠をとって駆け付けたという前田希歩さん(12)と林千裕さん(12)は「迫力があってすごい試合だった。決勝戦も絶対に勝ってほしい」と大はしゃぎだった。(横山千尋)