佐賀の地から見守った。9日、ロンドン五輪陸上男子やり投げで決勝進出を決めたディーン元気選手(20)=早稲田大。祖父母の徳永勲さん(80)とアヤさん(82)は佐賀市水ケ江6丁目の自宅から、英国で活躍する孫に激励の言葉を送った。 元気選手の父ジョンさんは英国中部のニューカッスル出身。剣道が好きで、英国時代の師匠を頼って佐賀市を訪れた際、母博子さんと出会い、結婚した。神戸市に引っ越して元気選手が誕生。元気選手は中学生のころまで盆や正月には佐賀市に帰省していた。 子どものころは「名前の通り、活発でやんちゃだった」と目を細めるアヤさん。ロンドン出発直前の7月末、体調を崩したアヤさんを気遣って電話をかけてきた元気選手に「私は大丈夫。精いっぱい頑張ってきなさい」と伝えたという。 訪れた五輪の大舞台。1投目は満足できる結果でなく「どうなることやらと緊張して、見ていられなかった」とアヤさん。2投目で予選通過ラインの82メートルを超えて決勝進出が決まると、「本当に良かった。やってくれると信じていた」と大喜びだった。 決勝は12日未明(日本時間)。「元気の父の母国で、父方の祖父母が暮らすイギリスでの大舞台。その分、応援にも力が入った。決勝での活躍が楽しみ」。もう一つの母国で躍動する“自慢の孫”が誇らしげだった。=2012/08/09付 西日本新聞夕刊=