【江別】国内女子マラソン指導者の先駆者として知られる札幌学院大名誉教授の笹岡征雄さん(71)が、北海道の陸上選手の成績や競技の歴史をまとめた「北海道陸上競技記録研究総覧」の改訂版を作成した。昨年12月に作った初版に1878年(明治11年)から34年分の資料などを加えた。 記録研究総覧は、道内選手の国際大会から道内大会までの成績を記録とともに網羅。道内の陸上競技の歴史の年表も掲載している。初版は1912年(明治45年)から2011年までの資料を掲載し、今回の改訂版では、1878年からのデータを加え、主に歴史年表に反映させた。 改訂版の北海道の陸上競技年表には、道内の陸上競技会の始まりとされる「遊戯会」が1878年に札幌で開かれたことが記述されている。 初版から掲載のオリンピック記録には、1920年のアントワープ大会に北海道選手として初めて五輪に出場し、マラソンで21位だった小樽中(現小樽潮陵高)の八島健三選手から、2008年の北京大会女子100メートルの福島千里選手(道ハイテクAC)らまで、14人の北海道関係選手の記録が記されている。 笹岡さんは「27日に開幕するロンドン五輪にも福島選手ら北海道の選手が出場する。北海道選手の五輪での活躍の歴史が分かる資料になっている」と話している。B5判318ページで、100部を作成。希望者には3千円(送料込み)で販売する。問い合わせは笹岡さん(電)716・5232へ。(山田智)