【ロンドン=古家政徳本社記者】新体操女子団体で7位となり、2000年のシドニー五輪以来の入賞を遂げた日本代表「フェアリージャパン」。主力を担った松原梨恵選手(18)=ALFA新体操クラブ、県岐阜商高出=の母恵子さん(岐阜市福光東)は「重圧に負けず、よく頑張ってくれた。選手としてだけじゃなく、人間としていろんな面で成長した」と奮闘したわが子に目を細めた。  松原選手がオーディションに受かりフェアリージャパン入りしたのは2009年12月。ロンドン五輪に向けた強化拠点をロシアに据えると伝えられたが、心配はなかった。「電話もあるし、2カ月に1度は帰って来てくれる」。夢を追う娘を元気に送り出すと、会うたびに人間的な成長を感じた。「2年半で見違えるほどたくましくなった。私生活でも、ふとした時に周りへの気遣いのできる子になってくれていた」  そんな成長を感じていたからこそ、五輪の舞台でも安心して観客席から見詰められた。「決勝に行けるかどうかが決まる(予選後半の)2日目はさすがに緊張したが、今まで積み重ねてきたものが娘たちにはあるから。いつもと変わらないすてきな演技をしてくれた」と。  この日の決勝前にもこれまでの試合の時と同じように、選手の母親らで集まっておにぎりを握って選手たちに渡した。「すごい緊張感があっただろうけど普段通りに伸び伸びとやってくれた。笑顔で終われて良かった」と恵子さんも笑顔で自慢のわが子をたたえた。