【ロンドン=古家政徳本社記者】ロンドン五輪第14日の9日、新体操は12チームで争う団体予選前半のボールの演技を行い、日本は26.725点で7位と好スタートとなった。松原梨恵(ALFA新体操クラブ)は「やってきたことを出すだけ、いつも通り、練習通りと思ってやれた」と充実の演技内容を振り返った。  日本は大歓声が会場を包んだ地元英国の演技直後の4番目で登場。「緊張はしたけど、歓声がすごいだろうというのは事前に頭にあった。びっくりすることなく、逆にワクワクしたくらい」。松原は5人の先頭で胸を張りあこがれ続けてきた決戦のマットへ入場すると、海外での共同生活で育んできた仲間との固い絆を示すように、ほかの4人とともに息の合った踊りを繰り広げていく。  終盤2分すぎ、2人に持ち上げられてからのボールキャッチもしっかり決まった。「片手でキャッチできるかちょっと不安だったが、できると固く信じてやった」と。演技後には5人の中央に立ち、大会前の抱負通り満面の笑顔で観客に向け両手を振った。  だが「良い演技ができたが、浮かれてなんていられない」。10日に行う予選後半リボン・フープとの合計点で決勝へ進む8チームが決まる。演技序盤には、自身で「最大の見せ場」という1人でリボンを投げ上げて2回前転し、再びキャッチする場面も控える。「また一から、という気持ちで一つ一つ(の演技を)大切にやっていきたい」と、松原は気持ちを引き締めていた。