ロンドン五輪で本県出身の“日本体操界のエース”内村航平選手の金メダル獲得を受け、この勢いを消費に取り込もうという動きが県内で続出している。商店街は祝賀の横断幕を設置し、企業も記念セールを計画するなど、県内初の快挙を機にした「商いの盛り上がり」を期待している。  「祝 金メダル!」。県内最大の繁華街である長崎市浜町の中心商店街に2日夕、横断幕が登場した。浜市商店連合会が設置したもので、本田時夫会長は「郷土選手の活躍をお客さまにも認識していただいて、地域活性化と購買意欲の向上にもつながれば」と期待する。商店街で唯一のデパート、浜屋百貨店も同日、正面口にお祝いの看板を設置。担当者は「世界一の舞台で金メダルは素晴らしい。その勢いを取り込みたい」としている。  内村選手の地元諫早市でも関連の動きが。市中心市街地商店街協同組合連合会は、約150店が100円商品を販売する「100円商店街」(11日開催)を、急きょ金メダル記念として実施することを決めた。当日は、内村選手の好物とされるチョコレート菓子「ブラックサンダー」を先着順で無料配布する。  優勝が決まった日の朝、社内ミーティングでセールなどの検討をしたのは県内を中心にスーパー「まるたか生鮮市場」19店舗を運営する丸高商事(諫早市)。同商事は来週中に県内全店で一部商品の割引や会員ポイントを積み増しする記念セールを行う予定だ。  今大会は内村選手をはじめ、アーチェリー女子団体の早川漣選手が銅メダル、男子サッカーも決勝トーナメント進出と本県関連の選手が大活躍中で、今月末からオリンピックの写真特集を取り扱う好文堂書店(長崎市)も「好調な売れ行きが望める」と話す。  内村選手が所属するコナミスポーツ&ライフ(東京)は記念イベントやキャンペーンを計画中。長崎市など全国各地で展開するスポーツクラブの館内にはメダルを獲得した報告と感謝の言葉を記し掲示予定だ。広報担当者は金メダル獲得で「入会者が増えることを期待している」。