長い審議の末に日本の2位が確定すると、人もまばらになった会場が再び、どっとわいた。31日のロンドン五輪体操男子団体決勝で、北京に続く銀メダルを獲得した内村航平選手(23)の地元は、安堵(あんど)と興奮に包まれた。  市はテレビ中継に合わせ、市役所本館1階ロビーを応援会場として開放。内村選手の親族や両親が経営する市内の体操クラブの生徒、市民ら約200人が、大型スクリーンに映し出された地元のヒーローの演技に「よし」「完璧だ」などの声援を送り続けた。  最終演技を終えて日本4位の表示が出ると、会場からは「えー」と信じられない声。同体操クラブの金沢昂星君(11)=南串一小6年=も「予選から調子が悪かった。残念」と落胆の表情を浮かべた。  しかし、審議後に逆転銀メダルが確定すると、会場中に笑顔が戻った。内村選手の祖母、小川彰子さん(78)は「びっくりした。(4位と)しょげていたが、良かった。『ありがとう、お疲れさま』と声を掛けたい」とホッとした様子だった。内村選手の日体大時代のチームメートで、同体操クラブのコーチを務める善明叙新(ぜんみょうじょにい)さん(23)は「大きなミスをなくしたのが結果につながった。しっかり調整して個人では金を取ってほしい」と期待を寄せた。