ロンドン五輪の体操男子団体で、日本は二大会連続の銀メダルに輝いた。チーム最年少ながら堂々とした演技が光った加藤凌平選手(18)の地元・草加市では三十一日、市民らが健闘を祝福。埼玉栄高(さいたま市西区)で加藤選手と山室光史選手(23)を育てた恩師は、今後の活躍にも期待を寄せた。  (大沢令)  加藤選手の地元で、内村航平選手(23)らが所属するコナミの体育館がある草加市の市文化会館では三十一日未明、テレビ観戦した市民ら約八十人が声援を送った。  会場には、加藤選手の弟裕斗さん(15)=市立中三年=も駆けつけた。体操選手でもある裕斗さんは「着地も決まり、安心してみることができた。次の五輪では、兄ちゃんと肩を並べる選手になりたい」と力を込めた。  日本はいったん四位とされたが、チームの抗議で採点が見直され、銀メダルに。内村選手のファンで、手づくりの応援グッズを持参した越谷市の大学生北島綾花さん(19)は「まさか、銀メダルなんて。内村さんの笑顔が見られてよかった」と笑顔をのぞかせた。      ◇  埼玉栄高で加藤、山室両選手を指導した体操部の堀出一夫総監督(61)は試合後、「今後は金メダルを取るという強い気持ちを持った選手になって」とエールを送った。  加藤選手は「教え子の中で、メンタルと頭脳がトップレベル」と評価。「持ち味の安定感を生かし、技の難度と完成度を高めてほしい」と期待を込めた。  山室選手は中一の時に腰の痛みで体操を一度やめ、挫折から立ち直った経験もある。「結果は悔しかったと思うが、復活してリベンジを」と励ました。