熱戦が続くロンドン五輪で日本時間の30日に行われたアーチェリー女子団体で、日本が銅メダルを獲得した。メンバーの一人・川中香緒里選手(20)=近畿大=の出身地・鳥取県琴浦町や出身校の米子南高校などでは関係者が快挙を喜び、鳥取県では史上2人目の五輪メダリスト誕生に喜びが広がった。 川中香緒里選手が銅メダルを獲得した30日、出身地の琴浦町は町出身者として初めてのメダリスト誕生に歓喜に沸いた。町内では川中選手の活躍を大勢でテレビで見る催しが開かれ、見事にメダルを射止めた川中選手の快挙に喜びの声が上がった。 未明の試合結果を受けて町は午前8時ごろ、防災無線を通して町民に快挙を伝えた。午前9時からは同町赤碕の町役場赤碕分庁舎多目的ホールで大型スクリーンにテレビの映像を映して見る“パブリックビューイング”が行われ、川中選手の母、範子さん(48)をはじめ町民ら約50人が、ロシアを破ってメダルを射止めた矢の“きせき”を振り返った。 町民らは、川中選手の姿が映し出されると拍手を送り、日本チームのメンバーが放つ矢が的の中央に刺さるたび歓喜。中継のアナウンサーが「鳥取県琴浦町出身の川中選手」と紹介すると、会場のボルテージが上がった。 観戦途中には現地で娘の快挙を見届けた父、計信さん(52)から「皆さんのおかげでメダルが取れた」と、感謝と喜びの電話が寄せられた。 そしてロシアの最後の1射が的の中心を外れて日本の銅メダルが決まった瞬間の映像に、集まった町民らは立ち上がって「よくやった」などと喜びを爆発させた。山下一郎町長は「嬉(うれ)しい。個人戦でも頑張ってほしい」と期待を寄せた。