27日開幕のロンドン五輪アーチェリー男子代表で、廿日市市の石津優選手(25)=広島県協会=が練習する佐伯国際アーチェリーランドで、ジュニア世代が力を付けている。地元から世界に挑む先輩の背を追い、将来の五輪出場を志す選手もいる。 同ランドは佐伯地域の山あいに1972年に開業。有料で幼児から大人まで利用できる。地元の佐伯中・高アーチェリー部に毎日無料で開放し、技術の向上を支えている。 佐伯中3年河田悠希君(15)は、2月に市内であった全日本ユース室内選手権の中学男子で2位、同1年の吉山遼君(12)は小学男子3位(当時小6)にそれぞれ入賞した。吉山君は「フォームの修正を丁寧に教えてくれる優しい先輩」と石津選手を慕う。 河田君は昨年8月、ポーランドであった世界ユース選手権に出場した。「五輪に出る先輩がいると『自分も出たい』という気持ちが湧く。4年後のリオデジャネイロ五輪が目標」と目を輝かせる。 一人で練習する時間が長い石津選手にとって、中高生への指導は「気分転換でもあり、刺激でもある」と言う。「五輪は最上位の大会。今よりさらにうまくなって、後輩に超えられない存在であり続けたい」と力を込める。