ロンドン五輪柔道のメダリスト7人が15日、東日本大震災で大きな被害を受けた岩手、宮城両県の沿岸部を訪れ、被災者にメダル獲得を報告した。 宮城県東松島市コミュニティセンターでは、女子57キロ級金メダルの松本薫選手(フォーリーフジャパン)と男子66キロ級銅メダルの海老沼匡選手(パーク24)を約370人の市民が拍手で出迎えた。 松本選手は「皆さんの力を借り、金メダルを持っていられることをうれしく思う」とあいさつ。昨秋に東松島市であった柔道教室に参加した海老沼選手は「元気をもらった。胸を張って(次回五輪の)リオを目指したい」と語った。 約200人が会場に入れないほどの人気ぶりで、2人は来場者と記念撮影したり握手に応じたりした。柔道歴5年という矢本二中1年の佐藤愛梨さん(13)は「緊張したけど、一緒に写真を撮れてうれしかった。練習も頑張りたい」と喜んだ。 男子73キロ級銀メダルの中矢力選手(ALSOK)と、いずれも銅メダルの男子90キロ級の西山将士選手(新日鉄)、女子63キロ級の上野順恵選手(三井住友海上)は釜石市の桜木町仮設住宅団地サポートセンターを訪れた。 集まった約50人の住民らに、上野選手は「4年前、代表に選ばれなかった悔しさをバネにメダルを取ることができた。皆さんも決して諦めないで」と話した。市役所では地元の幼稚園児らが歓迎し、手作りの「金メダル」をもらった3人は感激していた。 岩手県陸前高田市の米崎中体育館では、ともに銀メダルの男子60キロ級の平岡拓晃選手(了徳寺学園職)と女子78キロ超級の杉本美香選手(コマツ)が約350人の市民から祝福を受けた。 平岡選手は「北京五輪は初戦で敗れ、4年間苦しかった。メダルを取れて、やっと一歩前進できた」と述べた。 メダリストの訪問は、全日本柔道連盟が被災地支援活動の一環として実施した。 ...[記事全文](this.kiji.isドメインへ遷移)