東日本大震災の被災地でも28日、多くの被災者が仮設住宅のテレビなどでロンドン五輪の開会式の様子を見守った。 「なでしこジャパンなど日本勢の活躍が楽しみ」。仙台市太白区の仮設住宅では中沢松次郎さん(80)が、妻美佐子さん(73)と開会式で行進する日本チームをテレビで応援した。同市若林区荒浜の自宅は津波で全壊、現在は四畳二間の仮設で2人暮らしだ。夫婦ともなでしこジャパンを応援しているが、「接戦が多いから金メダルは難しいのでは」と美佐子さん。 同じ仮設団地に住む此田勝男さん(74)は「先祖から受け継いだ物は箸一膳も残っていない。収入もないし、本当は五輪どころではないが、ほかにすることもない」とぽつり。 津波で甚大な被害を受けた釜石市の仮設住宅でも多くの住民がテレビにくぎ付けに。 「世界の人たちが一つの場所に集まる五輪は本当にいいですね」。市非常勤職員松木絹子さん(61)は朝4時すぎに起きてテレビに見入った。 近くの仮設に住むパート後川身知子さん(48)は「柔道女子の福見友子選手を応援している。今まで苦労されたようなので、ぜひ良い結果を出してほしい」と話した。 ...[記事全文](this.kiji.isドメインへ遷移)