次は私たちの出番。なでしこジャパンに続け-。サッカーの第6回U-20(20歳以下)女子ワールドカップ(W杯)は19日、浦和駒場スタジアムなどで開幕する。初優勝を狙う1次リーグA組の「ヤングなでしこ」日本は宮城スタジアムで強豪メキシコとの初戦に臨む。代表には浦和レッズレディースから7選手(うち1人は18日に追加招集)が選ばれ、同一チームからは最多の選出となった。ロンドン五輪で銀メダルに輝いた“姉貴分”の興奮冷めやらぬうちに、“妹分”も地元開催で躍動する。 ■浦和勢が大黒柱  次代を担うヒロインたちが出陣する。ヤングなでしこには浦和からGK池田咲紀子、DF坂本理保、和田奈央子、MF藤田のぞみ、柴田華絵、猶本光が代表入りした。また、DF村松智子(日テレ)の負傷離脱により、MF加藤千佳が、開幕直前の18日に追加招集された。  中盤の中央に構えるボランチの藤田は2010年のなでしこリーグ新人王。同年の前回大会全試合出場の経験を買われ、主将を任された。「初戦を勝つかがすごく大事。しっかり勝って予選突破を早く決めたい」と戦闘モードだ。  10年のU-17(17歳以下)W杯で日本の準優勝に貢献した猶本は攻守のバランスをとりながら、創造力を駆使して攻撃のかじ取り役をこなす。「女子サッカーをもっと知ってもらえるように、なでしこの先輩に続けるように」と力を込める。藤田と猶本のレッズコンビが中盤に君臨する。  池田は日本のゴールマウスを守る守護神だ。セーブ能力だけでなくパス能力も高く、コーチングも的確。「無失点で終わりたい」と1点も許さない意気込みを見せる。  センターバックの坂本は左膝前十字靱帯(じんたい)損傷からこの春に復帰。代表に何とか間に合った。それだけに「選ばれなかった選手とも戦っている気持ちで戦う」と熱い気持ちを口にする。  柴田は浦和の攻撃を引っ張る右サイドのアタッカー。「レッズの代表として、日本の代表として頑張る」と活躍を誓う。浦和で左サイドバックを務める和田は、代表では右サイドやボランチをこなす多彩な能力を発揮。「周りの支えに感謝しながら全力で」と完全燃焼するつもりだ。  浦和ではFW登録の加藤は、代表でも攻撃的な仕事を受け持つ。「チームに貢献できるように一生懸命頑張ります」とコメントした。 ■注目度は急上昇  テストマッチとなった13日のカナダ戦は池田、猶本、藤田が先発出場、柴田が途中出場した。試合は日本が軽快なパスワークで主導権を握る展開。結果は2-2と引き分けたが、力あるチームと互角に渡り合ったのは収穫だ。  さらに、福島市のあづま総合運動公園に約8千人の観客を集める盛況ぶり。なでしこジャパンの沢穂希ら人気選手をそろえる神戸-大阪高槻戦でさえ6776人。ロンドン五輪の銀メダル効果も後押しし、ヤングなでしこへの注目度が高まっている。 ■地の利がパワー  過去ベスト8が最高成績のヤングなでしこ。前回のドイツ大会は、1次リーグ1勝1分け1敗、勝ち点4でC組3位に終わり、決勝トーナメントに進めなかった。だからこそ、地元開催の今回は1次リーグ突破はもちろんのこと、初優勝を手にすることが最大の目標。「日本開催ということで重圧もあるが、その分もたくさんの方に応援してもらえる」と柴田。地元の声援も追い風に頂点に上り詰めるつもりだ。 ■U-20女子ワールドカップ(W杯)  16チームが4組に分かれて1次リーグを行い、各組2位までが準々決勝に進む。A組の日本は宮城スタジアムで19日にメキシコ、22日にニュージーランドと戦い、26日に東京・国立競技場でスイスと戦う。浦和駒場スタジアムでは計8試合を実施。日本戦はないが韓国などの強豪がそろう。大会は当初、ウズベキスタンで予定されていたが、施設などの準備不足のため日本が代替開催を受け入れた。国際サッカー連盟(FIFA)主催大会を日本で開くのは、韓国と共催した2002年W杯以来。 ...[記事全文](this.kiji.isドメインへ遷移)