サッカー女子の日本代表「なでしこジャパン」の挑戦は、銀メダルで幕を閉じました。試合や練習では真剣。でもリラックスするときには大いに笑う。そんなめりはりの利いた雰囲気を自然とつくれるのも、「なでしこらしさ」かもしれません。  周囲の注目度も高く、メダルへの期待も大きい中で開幕を迎えました。そんな状況でも選手には笑顔がありました。佐々木則夫監督が「いじられ役」になることもあれば、大野忍選手(INAC神戸)や宮間あや主将(岡山湯郷)が率先して盛り上げることも。  決勝トーナメントでは控えDFの矢野喬子選手(浦和)が試合前に大活躍したようです。「ロッカールームで望月コーチの怖いサングラスをかけたり(筆者注・望月コーチはサングラスをかけると見た目は怖いですが、すごく優しい人です)。決勝の時は顔に日の丸のフェースペインティングをして、みんなを送り出しました。かなり良かったと思います」と矢野選手は“どや顔”です。佐々木監督は「最近僕のジョークが受けないので。(代わりに選手たちが)リラックスさせてくれました」と話していました。  決勝では米国に敗れ、ピッチ上では宮間主将をはじめ、多くの選手が涙を流しました。しかしロッカールームで「悔しいけど、胸を張って帰ろう」と気持ちを切り替えたといいます。表彰式に向かう時、18人の選手は一列に並び、前の選手の肩に手を置いて、電車ごっこのように入場。表彰台では左の選手から順番に、ドミノ倒しのように頭を下げて歓声に応えました。入場は宮間主将、表彰台のあいさつは大野選手が発案したそうです。去年の女子ワールドカップ(W杯)でも、真っ先に表彰台で踊りだした二人が、しっかり盛り上げて大会を締めました。  佐々木監督は「控え選手も心遣いができる。表彰台でのパフォーマンスも素晴らしかった。チーム全体で勝ち取った銀メダルです」と誇らしげに語りました。  なでしこジャパンはピッチの外でも魅力的な集団でした。(ロンドン共同=日高賢一郎) ...[記事全文](this.kiji.isドメインへ遷移)