「銀メダルおめでとう」。十日未明のロンドン五輪サッカー女子決勝で、1-2で米国に惜しくも敗れた「なでしこジャパン」に対し、主将宮間あや選手が生まれ育った大網白里町のパブリックビューイング(PV)会場では、選手たちの健闘に惜しみない拍手と称賛の声が上がった。 (小沢伸介)  宮間選手はボールを左右に大きく展開するなど、攻撃の起点として活躍。ゴール前でこぼれ球に反応する機敏な動きも見せたが、シュートがゴールポストにはね返されるなど惜しい場面が続いた。  後半終了間際に米国の反則で得た宮間選手のフリーキック。距離が遠かったこともあり、PV会場に集まった町民ら約千二百人の願いは届かず、ゴールの右側にそれた。  試合終了の笛に来場者は天を仰ぎ、ため息が漏れた。だが、「銀メダルという歴史的快挙を成し遂げました」との放送に会場は再び盛り上がった。父文夫さん(58)や金坂昌典町長が用意されたくす玉を割ると、紙吹雪とともに「準優勝おめでとう」の垂れ幕が登場した。  四月に発足した「宮間あや大網白里町応援する会」の内山清会長(81)は「最後まで緊迫した好試合で、選手は心一つによく頑張った。宮間には本当にお疲れさまと言いたい。これからも応援を続けていく」と話した。  そろいのTシャツ姿で横断幕を掲げながら応援していた町商工会青年部の大塚太郎さん(31)は「決してあきらめない姿が印象的だった。気持ちとしては金メダルです」。  地元サッカークラブの子どもたちと観戦した会社員稲生靖行さん(38)は「勝ち上がる中でキャプテンとしての言葉が共感を呼び、チームの大きな力になったと思う。彼女は町の誇り」と笑顔だった。 ...[記事全文](this.kiji.isドメインへ遷移)