やはり中国の勢いは衰えていませんでした。4年前の北京五輪に続き、ロンドンでも着実にメダルを積み上げています。  金メダル計5個と前回の1個に比べ大躍進した競泳のうち、1日に女子200メートルバタフライで中国勢4個目の金メダルを焦劉洋選手が決めた際は、記者室の欧米記者が「またチャイナか」とため息混じりにつぶやいていました。金メダル数は米国とほぼ互角の戦い。事前に予想された通りの「米中対決」となっています。  その活躍ぶりを伝えようと、中国メディアも日本をはるかに上回る数の記者らが現地で取材を続けています。中央の新聞やテレビだけでなく、選手の地元紙やインターネットなどさまざま。正確な人数は不明ですが、外国メディアでは最大といいます。とにかくどの競技場に行っても姿をみかけ、その存在感には圧倒されそうになります。  7月30日の総合馬術。試合後、日本の佐藤賢希選手への取材では、日本人記者団の間に1人、中国英字紙記者が同席していました。  佐藤選手が僧籍を持っていることに興味を抱いたそうで「競技と両立するのか」「生計はどうやって立てているのか」と熱心に質問。「自国選手ばかり取材しているのではないのだな」と、ちょっと驚かされました。  一方、中国代表団の選手村への入村式では、国営テレビのクルーが立ち入り制限を無視し、バスケットボール選手への突撃取材を敢行。注意した五輪スタッフを「うるさい」とものすごいけんまくで怒鳴りつけ、その後も平然と取材を続けていました。勢いに押され何も言えなくなったスタッフの表情が気の毒でなりませんでした。  そんな中国メディアの最大の関心事は、けがで棄権した北京五輪の雪辱を期す陸上の劉翔選手の動向。予選がある7日以降、中国メディアの報道はさらに過熱しそうです。(ロンドン共同=鈴木雄士) ...[記事全文](this.kiji.isドメインへ遷移)