数々の感動に満ちたロンドン五輪。兵庫県ゆかりの選手たちも、その勇姿を夢の舞台に刻んだ。 男女を通じて初の決勝進出を果たし、銀メダルに輝いたなでしこジャパンには、INAC神戸から7人が名前を連ねた。精神的支柱として貢献した沢穂希選手(33)は「金メダルを取れなくて悔しいが、メダルを取れてほっとした気持ちもある」。準々決勝のブラジル戦でゴールを決めた大野忍選手(28)は「諦めなければ必ずいいことがあると実感した」と胸を張った。 柔道女子78キロ超級で銀メダルを獲得した杉本美香選手(27)=伊丹市出身=は「目指していたのと色は違うが、何とかメダルを持って帰ってこられて良かった」と白い歯を見せた。 「銅」のバレーボール女子は28年ぶりのメダル。井上香織選手(29)=豊岡市出身=は「メダルを取るためにやってきた。皆さんの応援があって取れた」。チームを率いた真鍋政義監督(48)=姫路市出身=は「選手たちがすごい集中力で感動した。震える。しびれる」と目に涙をためた。 重量挙げ女子53キロ級の八木かなえ選手(20)=神戸市出身=は競技を始めて4年余りで出場を果たし、12位。「五輪の舞台に立てたことが一番の宝物」とトレードマークの笑顔を見せた。 女子競歩史上最高の11位だった渕瀬真寿美選手(25)=姫路市出身=は「入賞はそんなに簡単じゃなかった。もっとラストは余裕を持って上げないといけない」と再び世界を見据えた。 父の祖国でメダルに挑んだ陸上男子やり投げのディーン元気選手(20)=神戸市出身=は、10位に終わり「ふがいなさすぎる。絶対に金を取りたい気持ちが強くなった」と覚悟を決めた。男子マラソンで40位に沈んだ山本亮選手(28)=神戸市出身=は「力のなさを痛感した。ただの失敗に終わらせずに、はい上がりたい」と唇をかんだ。 メダル圏内の実績を持ちながら決勝進出を逃したカヌー女子カヤックシングル200メートルの北本忍選手(35)=川西市出身=は「残念です。(ラストは)体が動かなかった」と3度目の大会を無念のまま終えた。1回戦で敗退した自転車女子スプリントの前田佳代乃選手(21)=西宮市出身=は「自分にがっかり。この経験を生かすも殺すも自分次第」と4年後の雪辱を誓った。 ...[記事全文](this.kiji.isドメインへ遷移)