「故郷の誇りだ」-。七日夜~八日未明(日本時間)にロンドン五輪の自転車男子ケイリンに出場した福島県双葉町出身の渡辺一成選手(28)。メダルには届かなかったが、県内で避難生活を続ける町民は最後まで声援と拍手を送った。  東京電力福島第一原発事故で避難した町民約二百人が暮らす旧騎西高校(加須市)。二十数人がインターネット中継を見詰めた。一回戦は下位に沈んだが、敗者復活戦で一着となり、準決勝に進出。気迫あふれる姿に「パワーをもらった」などと声が上がった。  渡辺選手の叔父の今泉祐一・町教委生涯学習課長(56)は「古里が震災と原発事故に襲われ、『頑張って良い結果を出したい』という思いは人一倍強かったと思う。世界の大舞台でよく頑張ってくれた」とねぎらった。  渡辺選手の地元・双葉町新山地区で暮らし、子どものころを知っているという高野一美さん(81)は「避難生活を続ける私たちの代表でもある。全力を尽くしてくれた」と健闘をたたえ、竹本美喜子さん(53)も「私たちも頑張ろうという気持ちになった」と笑顔を見せた。 (石井宏昌) ...[記事全文](this.kiji.isドメインへ遷移)