ロンドン五輪の自転車女子スプリントに出場した前田佳代乃選手(21)の地元西宮で5日、インターネットによる観戦会があり、母聡子さん(49)や弟佳(よし)郁(たか)君(16)ら約30人が声援を送った。 西宮市役所の自転車部に所属する父哲也さん(48)の影響で競技を始め、小学5年から明石市内のジュニア教室で本格的に短距離に打ち込んだ。 兵庫県内では女子選手がほとんどいない中、力を蓄え、県西宮高2年で全国選抜大会優勝。3年時の2008年に全日本選手権500メートルタイムトライアルで初優勝すると、11年まで圧巻の4連覇を果たした。今年に入っても200メートルタイムトライアルで日本記録を9年ぶりに更新し、五輪出場を勝ち取った。 西宮市山口町の公民館には、同市役所自転車部のメンバーもユニホーム姿で集まり、声援を送った。前田選手は予選の2番目に登場。メンバーらは中継画面を食い入るように見つめ、「よく頑張った」と歓声を上げた。自己ベストの更新はならなかったが、聡子さんは「精いっぱいの力を出したと思う」と健闘をたたえた。 同市職員として宮城県南三陸町で復興支援に携わる哲也さんは、滞在先で娘の力走を見守った。自転車競技が人気の英国でのレースに、「大勢の観客が熱狂している中で走るのは貴重な経験になる」とさらなる成長を期待した。(山本哲志、金山成美) ...[記事全文](this.kiji.isドメインへ遷移)