「東日本大震災、東京電力福島第一原発事故で苦しむ県民に勇気と希望を与えたい」。21日に東京で行われたロンドン五輪日本代表選手団の結団式、壮行会に出席した本県関係の3選手は郷土の誇りと期待を胸に、世界の晴れ舞台での活躍を誓った。会津若松市出身でボクシングフライ級に出場する須佐勝明選手(27)=自衛隊、会津工高卒=は「県民のために必ずメダルを取る」と決意を新たにした。■須佐選手 会津魂で勝ち続ける 久保倉選手 悔いのないレースに 川崎選手 雰囲気分かっている 壮行会では、須佐選手をはじめ選手、役員259人が、会場に詰め掛けた約1万人の拍手を受けながら晴れやかな表情で入場した。 須佐選手は応援に駆け付けた野田佳彦首相の激励の言葉を聞き、「感激した。ようやく本番を迎える。五輪に向けて闘志が高まってきた」と気迫をみなぎらせた。現在は試合に向けて減量の真っ最中。「苦しさを会津魂で乗り越え、勝ち続ける。ぜひメダルを持って帰る」と固く誓った。壮行会終了後は観客に向かって、笑顔で記念のボールを投げ入れていた。 陸上女子400メートル障害の久保倉里美選手(30)=新潟アルビレックスRC、福島大卒=、同女子20キロ競歩の川崎真裕美選手(32)=富士通、福島市生まれ=も本番に向けて充実した表情を見せた。 同日の日本陸連壮行会で久保倉選手は「8月5日の予選にピークを迎えられるよう調整している。悔いのないレースをする」と気合を入れた。川崎選手は「3度目の五輪。雰囲気は十分分かっている。無事スタートラインに立つことだけを考えている」と語った。 会場では、いわき市のスパリゾートハワイアンズのフラガールや同市の高校生らの激励メッセージが放映された。宮城県の石巻市と南三陸町の小中学生は、震災がれきの流木で作ったお守りを選手らにプレゼントした。 日本選手団主将を務める陸上男子やり投げの村上幸史選手(32)は「今まで感じたことのない思いが伝わった。被災した人を笑顔にできるのは選手の私たち。記憶に残る姿を披露したい」と誓った。■合宿や調整6選手欠席 本県関係選手のうち、競泳女子200メートル個人メドレーに出場する福島市出身の加藤和(いずみ)選手(22)=山梨学院大4年、桜の聖母短大卒=、男子100メートル、200メートル平泳ぎの立石諒選手(23)=NECグリーン、郡山市ゆかり=はスペイン領カナリア諸島での直前合宿を終え、ロンドンに入っている。 25日に初戦を迎える女子サッカーメンバーでマリーゼに所属していた丸山桂里奈選手(29)=大阪高槻=、鮫島彩選手(25)=仙台=は海外で調整を続けている。 自転車男子チームスプリントに出場する双葉町出身の渡辺一成選手(28)=日本競輪選手会、小高工高卒=、会津若松市出身の新田祐大選手(26)=同、白河高卒=は国内合宿のため出席しなかった。 ...[記事全文](this.kiji.isドメインへ遷移)