ロンドン五輪第16日の11日、カヌースプリントの男子カナディアンシングル200メートル決勝で、和歌山県田辺市秋津町の阪本直也選手(24)=県教育センター学びの丘職員=は8位に入賞した。  決勝に残った8人のうち阪本選手以外はすべて欧州選手。身長も肩周りも、一回り以上大きい男たちに立ち向かった。だが、スタートで致命的となる出遅れ。右端の8レーンで右向きにこぐ阪本選手は相手が見えない。必死にこいだが、差は縮められなかった。  優勝したウクライナ選手より2秒408遅れの44秒699のタイムでのゴールだったが、カナディアンでは1984年ロサンゼルス五輪以来となる入賞を果たした。  阪本直也選手の話 予選は、とても緊張して本来のこぎができなかった。焦ってしまってこぎが小さく、ピッチをまわすだけのこぎになってしまった。準決勝は、予選で3位に入ったこともあり、自信を持ってレースに臨むことができた。  決勝もスタートがうまく決まらず、出遅れてしまった。それでも、オリンピックの決勝の舞台に立つことができたのは、今後につながる貴重な経験になった。まだまだ課題があるのでそれを一つずつこなしていきたい。 ■「よう頑張った」地元から賛辞   この活躍に同級生など関係者からは賛辞が寄せられた。  両親の貢さん(56)と幸代さん(51)はインターネット中継で応援した。貢さんは「決勝進出が決まった日に電話があった。決勝では向かい風でタイムが落ちたが、全力で必死で頑張っていた。市や町内会の人らの応援が力になって入賞につながったと思う。よう頑張った。ご苦労さん、お疲れさま」と喜んだ。  神島高校カヌー部元主将で阪本直也さんと同級生の坂上政宏さん(23)=京都府宇治市在住=は「これまでの直也の頑張りが実ったと思うと、自分のことのようにうれしい。決勝前に『レースを楽しんでこい』とメールした。カヌー競技の入賞者は日本人では直也だけ。おめでとうと言いたい。田辺に帰省したら同級生らと祝杯をあげたい」と語った。  田辺市の真砂充敏市長は「阪本選手は年齢的にも若く、これからの伸びしろがあると期待が寄せられている選手。今後の活躍に期待したい」とエールを送った。 ...[記事全文](this.kiji.isドメインへ遷移)