今年も高校生の代表がさわやかな汗を流す夏が到来した。「君は今 希望とともに緑の大地をかけぬける」を合言葉に、2012年度全国高校総合体育大会「北信越かがやき総体」がきょう、開幕する。各競技に出場する選手はこの1年間、体を鍛え、技を磨いてきた成果を思う存分発揮してほしい。 今年の開催地は新潟、富山、石川、福井、長野の5県で、各都道府県、地区予選で勝ち残った選手と監督ら3万3千人が集い、29競技で熱戦を展開する。大会は1963年に総合競技大会として始まり、今年50年目の歴史を刻む。高校生の祭典に注目し、健闘を大いに期待したい。 県勢は選手415人が26競技に出場し、頂点を目指して戦う。健闘を大いに期待したい。カヌーでは沖縄水産の大城就一・仲宗根脩真組がジュニア日本代表としてのプライドで日本一を狙う。バスケットボール女子は西原が県内初の九州大会春夏連覇、今年の公式戦を無敗で乗り切った自信を胸に、県勢初の表彰台、さらには優勝を照準に本番に挑む。 柔道は男女とも集大成の大会に力がみなぎっている。女子は沖縄尚学の新垣さつき選手、照喜納あずさ選手の重量級が団体、個人戦とも上位入賞を果たす意気込みだ。男子は九州100キロ超級で春夏連覇の九州王者の沖縄尚学・神谷快選手が亡き父への恩返しをすべく「全国の一番てっぺん」を見据え、闘志をみなぎらせている。 各選手がそれぞれの課題を克服しながら、昨年よりもさらに順位を伸ばして県勢の意地を示してもらいたい。真剣勝負で県外の同世代の選手としのぎを削ることと同時に、大会期間中は他地域の生徒と交流を深め、新たな友情を育むことも大切だろう。試合が終われば互いの健闘をたたえ合い、良き思い出をつくりたい。 技を競う以上、勝利を目指すのは当然だが、ほぼ同時期に開催されるロンドン五輪の選手たちと同様にフェアプレーで人々に元気と感動を与えてほしい。そしてこの中から未来の五輪選手が出てくることを願う。 総体は代表に選ばれなかった地元の多くの高校生がボランティアで運営を支えるのが特徴だ。陰で支える彼ら、彼女らに感謝の気持ちを持ちながら試合に臨みたい。大会合言葉のように希望とともに緑の大地を駆け抜けながら、最高のパフォーマンスを見せてほしい。 ...[記事全文](this.kiji.isドメインへ遷移)