今日は盆の入り。古里で先祖の墓に手を合わせる人もいよう。だが先月の豪雨災害で25人の死者・行方不明者が出た阿蘇地域には、墓参りもままならない所がある▼日航ジャンボ機が墜落した群馬県・御巣鷹の尾根は、巨大な墓標といえようか。事故から27年の昨日、犠牲者の追悼慰霊式があった。乗客だった坂本九さんが歌った『見上げてごらん夜の星を』は東日本大震災後、応援歌ともなっている▼この歌をモンゴルで、オーケストラが演奏して歌いたい。来ませんか−。そんな話が在日大使館から昨年夏、作詞した永六輔さんに舞い込んだ。永さんが十数年前からモンゴルのマラソン大会を支援している縁で、大会の後に歌うということだった▼満天の星空の下での大合唱を楽しみに、永さんは現地を訪ねた。震災被災者も招かれていた。ところが、あまりの暑さに、午後開催のマラソンは急きょ早朝に変更。名曲のお披露目が炎天下になり、思わず笑ってしまった、と著書で明かしている▼17日間のロンドン五輪が閉幕。まだ星が瞬く時刻に起きだしたり、夜更かししたりして実況中継に心を躍らせた人は多かろう。バドミントン女子複で銀メダルの県勢ペアをはじめ、アスリートたちのひたむきな姿が日本を、被災地を元気づけた▼熱い戦いは続く。甲子園球場で開催中の全国高校野球選手権大会。第6日の今日、18年ぶり7度目の県代表・済々黌が鳴門(徳島)と対戦する。臆することはない。自分たちを信じ、あきらめないプレーを期待したい。 ...[記事全文](this.kiji.isドメインへ遷移)