ロンドン五輪で飛翔(ひしょう)し、日本バドミントン界に初の五輪メダルをもたらした女子ダブルスの「フジカキ」。4日(日本時間5日未明)、中国ペアに挑んだ決勝で敗れ、銀メダルとなったが、最後まで粘って観客を沸かせた。■最後まで振り鋭く 「負けず嫌いの努力家」が育んだ強打で、快進撃を支えた。大津市出身のバドミントン女子ダブルス「フジカキ」の垣岩令佳選手(23)が、日本勢として初めて決勝の舞台に立った。敗れはしたが、故郷の恩師らの応援を背に戦い、堂々の銀メダルを獲得した。 垣岩選手は強気さと、何事も貪欲に取り組む姿勢で着実に成長した。競技を始めた地元のスポーツ少年団「坂本倶楽部」で監督を務める山田杉男さん(63)は「お姉ちゃんと試合をして、負けたら泣く。勝ち気な子だった」と述懐する。ほかの選手に対するアドバイスを一緒に聞き、吸収しようとしていた姿も印象に残る。「ランニングも自分からどんどん走る。『強くなりたい』という思いがあったから力を伸ばせた」 日吉中3年で全国中学大会のシングルスと団体の「2冠」を達成。滋賀県バドミントン協会が実施する中高一貫の強化練習にも参加して腕を磨き、青森山田高で心強いパートナーの藤井瑞希選手(23)と出会い、世界に羽ばたいた。決勝を大津市内で観戦した同中バドミントン部顧問の今荘茂さん(58)は「熱心で一生懸命。いろいろな指導者からアドバイスを受け、ものにしようと練習を重ねていた」といい、「(決勝は)粘って諦めずによく頑張った」と偉業をたたえた。 小学校の卒業文集で記した「オリンピックを見てみたい」という夢をかなえ、「大津でバドミントンの楽しさを教えてもらったことが今につながっている。自分たちらしく悔いなく戦う」と五輪前に語った垣岩選手。言葉通り、最後まで力強くラケットを振り抜き、新たな歴史を刻んだ。 ...[記事全文](this.kiji.isドメインへ遷移)