夜空を照らしていた聖火が静かに消えた。感動を生み出して幕を閉じたロンドン五輪。激闘を終えた夏のヒロイン、ヒーローたちの顔は充実感と解放感に満ちていた。東日本大震災の被災地への思いも胸に臨み、史上最多のメダルを獲得した日本選手たちにも笑みが広がった。 【ロンドン=大橋大介】8万人の観客が詰め掛け、音楽と花火で彩られた五輪閉会式に参加した東北関係の選手たちは、熱戦を終えて重圧から解放され、一様にリラックスした表情で閉会式に参加し、フィナーレを存分に楽しんだ。 レスリング女子63キロ級で3大会連続金メダルの伊調馨選手(ALSOK、青森県八戸市出身)と、初出場で金メダルを獲得した女子レスリング48キロ級の小原日登美選手(自衛隊、八戸市出身)は、金メダリストとあって人気抜群。他の日本人選手たちから何度も記念撮影を求められ、気軽に応じていていた。 伊調選手は「表彰台の上で金メダルを首にかけることができて幸せな気持ちでいっぱい」、今大会で引退する小原選手は「最高の大会だった」と振り返った。 ホッケー女子の三橋亜記選手(コカ・コーラウエスト、宮城・築館高-山梨学院大出)と田中泉樹選手(山梨学院大、岩手・不来方高出)は、初の閉会式に興奮気味だ。周りを見渡しながら、じっくり見入っていた。 陸上女子1万メートル、5000メートルに出場した福士加代子選手(ワコール、青森・五所川原工高出)は、ステージ上で繰り広げられるパフォーマンスのリズムに乗って、体を小刻みに動かした。 バレーボール女子団体で28年ぶりのメダル獲得に貢献した大友愛選手(JT、仙台育英高出)、江畑幸子選手(日立、秋田・聖霊女短大付高出)は、テレビカメラに向かっておどけたポーズを取るなどリラックス。 「被災地の宮城県の代表として、そして支えてくれた家族や娘に恩返しするために臨んだ五輪だった。最後に結果を出すことができた」と大友選手。江畑選手は「少しはメダル獲得に貢献できたと思う」と充実感でいっぱいだった。 ...[記事全文](this.kiji.isドメインへ遷移)