まさかの失速にため息が漏れた。ロンドン五輪最終日の12日に行われた男子マラソン。日本のエースとして期待されていた県立諫早高出身の藤原新選手(30)=ミキハウス=は45位に沈んだ。地元の諫早市内各地で声援を送り続けた市民らからも「残念」「何があったの」など悲痛な声が上がったが、ゴール後は「最後までよく走った」「もう一度頑張って」とねぎらいの言葉が続いた。  諫早市役所ロビーには、同校陸上部員や市民ら約180人が集まった。大型モニターに藤原選手が映し出されるたびに「行けるぞ」「アラタ先輩頑張って」の大コール。レース中盤、入賞圏内の争いを展開した場面では、応援うちわを力強くたたき鳴らし、この夜一番の盛り上がりを見せた。  2009年世界選手権女子マラソン代表で、藤原選手と同級生の藤永佳子さん(30)=県スポーツ専門員=は「積極的に走っていたのでいい練習をしたのだと思う。よく頑張った」と健闘をたたえた。同校陸上部男子の田川秀太主将(17)も「中盤まで世界と戦って、すごいと思った」と先輩の走りに拍手を送った。  同市多良見町の多目的研修館には、友人ら約200人が集結。市立琴海中学時代の同級生22人は「新(あらた)」の文字を背中に入れたおそろいの赤いポロシャツで「頑張れ、アラッペ」と声援を送った。  中学時代のクラスメート、田中菜穂子さん(30)は「本人は悔しいと思うが、夢を見せてもらったし、無事にゴールしてくれて、うれしい。アラッペが地元のヒーローということは変わりない。今はゆっくり休んでほしい」と話した。 ...[記事全文](this.kiji.isドメインへ遷移)