金沢市が2015年秋に開催するシティフルマラソンのコース案が10日、金沢歌劇座 での第2回検討委員会で了承された。「金沢をまるごと『走る!』」をコンセプトとした コース案に、出席委員からは「金沢の魅力を満喫できる」と期待感が高まった。山野之義 市長は大規模な大会となるだけに、沿道住民の理解を得るため努力を重ねる姿勢を強調し た。  検討委員会は陸上競技団体や道路管理者、交通事業者、経済団体、地域団体、行政など で構成する。2015年春に北陸新幹線が開業した金沢駅の鼓門を背に、まちなかを駆け るランナーの映像が紹介された。山野市長はロンドン五輪を引き合いに「市民と街に元気 を与える大会にしたい」と意気込みを見せた。  コース終盤に位置する城北市民運動公園では、市民による太鼓や踊り、歌を披露。金沢 市校下婦人会連絡協議会の能木場由紀子会長は「給水所の運営などで精いっぱいおもてな ししたい」と話した。  記者会見で石川陸協の永江庸悦会長は、日本陸連公認コースに申請する方針を示し、金 沢市開催準備室の里見浩次郎室長は有名選手を招待する計画を明かした。制限時間を7時 間とすることで市民ランナーが参加しやすくする。山野市長は「国内外から多く来てもら い、リピーターになってほしい」と誘致に全力を挙げるとした。  城下町の狭い道をコースとするため、検討委員会オブザーバーの石川県警側は「簡単に できるという感覚は禁物だ。市民みんなで盛り上げられるよう関係団体の連携を構築して ほしい」と指摘した。  金沢市は13日午後に公式ホームページを開設。正式なコースや大会名、開催日、参加 人数などを含む基本計画は、来年3月上旬の第3回検討委員会で決定する。来年度には組 織委員会に改組する。  金沢市役所前の広坂通りをスタート。「歴史的景観ゾーン」として兼六園や石川門を仰 ぎ、橋場町へ。北陸新幹線が開業した金沢駅で鼓門を折り返す。武蔵ケ辻、香林坊、片町 スクランブル交差点と目抜き通りは「中心市街地ゾーン」である。  犀川大橋を渡って再び「歴史的景観ゾーン」へ。寺町寺院群の雰囲気を味わい、泉野町 を南下し、窪町からは「新動脈・山側幹線ゾーン」に入る。大桑町から小立野台地をトン ネルで抜け「学生のまち文教ゾーン」から再び中心部に向かう。  こまちなみ保存区域の天神町は「旧街道まちなみゾーン」。町家が並ぶ小路の鍵曲がり (クランク)が城下町の風情を印象付ける。兼六園下から橋場町、主計(かずえ)町(ま ち)、東山と旧北国街道を北上し、国道8号をくぐって木越団地へと「白山連峰を望む田 園ゾーン」が続く。  浅野川の流れをさかのぼり、再び金沢駅を目指せば、「駅西新都心ゾーン」で50メー トル道路の県庁前を通過。工業団地を駆け抜け、県西部緑地公園の県陸上競技場でゴール となる。 ...[記事全文](this.kiji.isドメインへ遷移)