陸上のロンドン五輪男子やり投げ代表で、神戸市西区出身のディーン元気選手(20)=早大、市尼崎高出=は、いつも兄の背中を追いかけてきた。その兄、大地さん(24)は「情熱や信念がある。体つきを見ても並大抵の努力ではないことが分かる」と話し、弟の目覚ましい成長に目を細める。 元気選手の幼少のころを「やんちゃだった」と振り返る大地さん。「おもちゃを片っ端から壊された」と笑う。神戸市西区の春日台小学校に通っていたころは、一緒にマウンテンバイクやスケートボードで遊び、少年団の野球クラブに所属した。 元気選手が平野中学校で陸上競技を始めたのも兄の影響だった。大地さんは中学時代に砲丸投げで全国大会に出場。元気選手はユニホームやシューズ、腰ベルトなど「上から下まで僕のお下がりだった」という。 6月の日本選手権はスタンドで観戦し、初優勝で五輪初出場を決めた弟の勇姿を見守った。 「つらいこともあっただろうが、乗り越えてよくやっている」と大地さん。「元気からパワーをもらっている。俺も負けてられないな」と話す。 ロンドンには、家族で駆け付ける予定だ。「メダルや記録も大事だが、五輪の雰囲気を楽しんでほしい。何より(英国人の)父の母国だから」 弟を誇りに思う兄は、晴れ舞台を楽しみにしている。(橋本 薫) ...[記事全文](this.kiji.isドメインへ遷移)