ロンドン五輪が開幕した。趣向を凝らした開会式は興奮を誘い、本県をはじめとした東日本大震災の被災地でも日本選手の活躍に期待が重なった▼今五輪を彩る特徴の一つは、全競技での女性参加が実現。五輪が新時代を迎えたことだ。国際オリンピック委員会のロゲ会長も開会式で「五輪の歴史において、男女平等の大きな後押しになる」とあいさつしている▼近代五輪が始まったアテネ大会は男子のみの参加。女子選手が登場したのは第2回パリ大会で、2競技に12人だけだった。第1回大会への女性選手不参加は、近代五輪創設者とされるクーベルタン男爵の考えが影響したといわれる▼つまり、女性の役割は大会運営の補助の範囲を出なかった。クーベルタンはまさに「オリンピックは参加することに意義がある」の言葉で知られるが、これは第4回ロンドン大会での代表選手を前にしたミサで、ある主教が初めて口にした▼この大会の陸上競技で米英選手が対立。これを諭すために語られた。後日、歓迎会でクーベルタンがあいさつに引用。人生でも努力することが重要などと訴え、一般にも広まったという(「近代オリンピック100年の歩み」ベースボール・マガジン社)▼今五輪は日本の女性選手も元気だ。熱戦の感動が被災地での試練に立ち向かう力になるように願い、声援を送りたい。 ...[記事全文](this.kiji.isドメインへ遷移)