ロンドン五輪トランポリンで五位入賞した上山容弘(やすひろ)選手(27)の地元・川口市では三日夜、上山選手の住むマンションの住民ら約三十人がテレビ中継を見つめながら応援。念願のメダルにはわずかに届かなかったが、気迫あふれる演技に「よくやった」と拍手が起きた。  東京電力福島第一原発事故で福島県富岡町から家族で避難し、同じマンションに住む保育士の加村美香さん(48)は現在の境遇に重ね「自分たちの希望や夢も乗せて、高く跳んでくれた。今度は私たちが飛ぶ番ですね」と感激した様子だった。  上山選手は昨年三月でスポンサーとの契約が切れ、貯蓄を取り崩しながら競技生活を続けていた。そうした事情を知った不動産管理会社経営細井幸夫さん(64)の計らいで昨年十一月から同社社員となり、マンションの部屋の提供も受けた。  細井さんによると、試合直後、上山選手から「メダルを取れなくてすみません」と電話が入った。細井さんは「世界で五番というのはすごいこと。胸を張って帰ってきて」とねぎらったという。 (大沢令) ...[記事全文](this.kiji.isドメインへ遷移)