よくぞ団体の不調をはねのけた−。ロンドン五輪体操男子個人総合で内村航平選手が金メダルに輝いた2日未明、故郷の長崎県諫早市は歓喜に沸いた。 市役所ロビーの大型スクリーンの前で約180人の市民が中継を観戦。ミスが続いた団体とは違い、内村選手は最初のあん馬から高得点を連発。3種目目の跳馬で着地がピタッと決まると「おー!」と大歓声と拍手が鳴り響き、興奮は最高潮に。 この時点でトップ。「いつも通りの演技ができている」。日体大体操部の同級生で、内村選手の両親が経営するスポーツクラブのコーチを務める善明叙新(じょにい)さん(23)は調子の良さを感じ取り、期待感を高めた。 後半の種目も高得点を出し続け、ついに立った頂点。市が用意したくす玉を割り、クラッカーを鳴らして快挙を祝った。叔父の小川太洋さんは5種目目の鉄棒を終えた瞬間、金メダルを確信。「本番前の練習や団体での失敗、不調が払拭(ふっしょく)できた。このくらいの得点を取れる実力はある」と喜んだ。 祖母の小川彰子さん(78)は「神様ありがとうございました」と感激の表情。「航ちゃんにはおめでとう、よかったね、きつかったねと言ってあげたい」。今度帰省したら、好物のハンバーグを作ってあげたいと笑顔を見せた。 内村選手が実力をつけたスポーツクラブの子どもたち約20人も市役所で応援。中学1年の山口京太郎君(13)は「きょうの演技はさすがだと思う。内村選手みたいに、きれいな体操をしたい。僕も五輪を目指したい」と目を輝かせた。=2012/08/02付 西日本新聞夕刊= ...[記事全文](this.kiji.isドメインへ遷移)