札幌市を拠点に視覚障害マラソンを走る全盲の団体職員沢田貴昭さん(38)=札幌市=が、この夏、26年ぶりに小学校時代の恩師石橋恭(きょう)さん(54)=札幌市立簾舞(みす まい)小校長=と再会した。恩師は、この競技の世界選手権に伴走者として出場した経験を持つ。「もっと速く走りたい」。その思いを携え、恩師と一緒に北海道マラソンへの出場を目指す。新しい景色が広がると信じて―。

 「よし、ゴー!」。8月下旬、札幌市南区の真駒内公園。石橋さんの声で、沢田さんがスタートを切る。新型コロナウイルス対策を取りながら、ロープを手に進路やペースを合わせる。「足の動きが良くなりました」「姿勢も意...    
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