ケニアで初めて新型コロナウイルスの感染者が確認された3月中旬。同国のバレーボール女子代表は、ぱったりと活動が止まった。「情報が錯綜(さくそう)していて、国内には漠然とした大きな不安があった」。コーチの片桐翔太さんは現状を受け入れるしかなかった。

◆地元民から「コロナ」と呼ばれて

 矢継ぎ早に渡航や移動制限に関する政策が打ち出された。見えない病気への恐怖。異変は日常生活にも及んだ。首都ナイロビを歩けば、自身は「外国人」。地元民から「コロナ」と呼ばれ、遠巻きに囲まれたこともあった。

 「やり切れない気持ちはあったが、練習もないなら仕方がない」。国際協力機構(JICA)青...    
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