◆出身のオマーンではプール使えず

 新型コロナウイルスの感染が顕著になり、東京五輪の行方が揺れていた3月。中京大で競泳に打ち込むオマーン国籍のイサ・アルアダウィは思い巡らせていた。「日本に残るか、オマーンに戻って練習するか」  日増しに厳しくなってきた国際便での移動。母国の家族からは「戻ってきたほうがいいんじゃないか」と心配する声が寄せられた。オマーンでのプール使用は見通せず、日本を離れれば大学の授業にも影響が出る。相談を重ねた上に選択したのは「日本で過ごしたほうがいい」。これまで通り、レベルの高い練習環境に身を置く選択をした。

 コロナ禍でまともにプールに入れなかった...    
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