J2栃木SCに、かつて死の淵から生還した1人の青年がいる。6月に加入した元J1柏のDF井出敬大(いでけいた)(19)だ。4年前、ジュニアユースの試合中に心停止でピッチに倒れたが、周囲にいた人たちの助けで一命を取り留めた。「迅速な対応のおかげで今の自分がいる」。2011年に急性心筋梗塞で死去した元日本代表・松田直樹(まつだなおき)さん(享年34)の命日にあたる今月4日にはクラブの公式ツイッターを通じ、自動体外式除細動器(AED)の普及促進などを訴えた。

 16年3月下旬のことだった。中学2年で柏のU15に所属していた井出は公式戦に出場していた。チームが後半ロスタイムに同点に追...    
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