指揮官にとっても、若き4番にとっても忘れられないゲームがある。あれは安田尚憲内野手ルーキーイヤーの2018年10月6日。仙台でのイーグルス戦だった。相手先発はエースの則本昂大。困難な闘いになることは承知の上で井口資仁監督は5番サードで安田の名前をスタメン表に書き込んだ。そして若者を呼び寄せた。

 「きょう3打席で60打席に到達する。来年以降に新人王の資格を残すため、3打席で交代とする。そして今年は登録を抹消する。だから最後に日本を代表するピッチャーのボールを経験してこい。臆することはない。トップクラスのボールがどんなものか。通用するのかどうか。足りないのはなにかを感じてくれ...    
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