プロ野球、サッカーのJリーグが、開幕や再開へ向けて話を進めていた5月上旬。大橋会長は危機感を覚えた。「このままずるずる遅れちゃうとまずいな。ボクシング界のために、自分がやらないと」。先陣を切って今回の興行の日程と対戦カード、無観客での実施計画案を日本プロボクシング協会と日本ボクシングコミッションに提出した。先行き不透明で興行主の誰もがためらう中、風穴をあけた。
 「注目される東洋太平洋と日本のタイトル戦ならボクシングの存在感をアピールできる。もし『観客あり』にして、興行が中止になったら選手に申し訳ない。だから最初から無観客に決めた」
 とはいえ、無観客での開催は興行...    
<記事全文を読む>