サッカーでゴールキーパー(GK)のポジションは一つしかない。これは非常に苦しい戦いだ。しかし、私は十七年間プレーしてきて、常に準備する心を大切にすることがGKの務めだと思う。一九九九年、清水エスパルスとの年間優勝をかけたチャンピオンシップ(CS)出場は、私のサッカー人生で光り輝くものとなった。

 一九八七年、ジュビロ磐田の前身のヤマハ発動機に入部した。当時は、元日本代表のGK、森下申一さん(59)が全盛期。しばらく出番には恵まれなかった。しかし、磐田がJリーグに昇格した九四年、私はリーグ戦十一試合に出場できた。「やれる。このままいけば、正GKだ」

 ところが九五...    
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