3月の全日本競歩能美大会(石川)女子20キロで藤井菜々子(エディオン)=福岡県那珂川市出身=が優勝し、東京五輪代表を決めた。左脚の故障をきっかけとして競歩を始め、約4年という短期間でつかんだ夢舞台への出場権。度重なるけがを乗り越えてきた根底には、父・孝樹(54)と母・真由美(50)の根気強いしつけがあった。

  (末継智章)

  (文中敬称略)

■素質に気づいたのは小学2年生のとき

 2020年3月15日。孝樹と真由美は全日本競歩能美大会が開かれた石川県能美市の沿道にいた。1月に右脚を痛めた菜々子の復帰戦で、優勝すれば東京五輪代表に決まる大一番。真由美...    
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