知識も経験もない競技に挑戦してから5年。男子20キロ競歩の選手(21)=東洋大3年、浜松日体高出=が15日、東京五輪代表最終選考レースを兼ねた全日本20キロ競歩能美大会で五輪切符をつかんだ。ゴールして家族と抱き合い、漏れた言葉は「やっと勝てた」。過去2戦の選考レースで流した悔し涙はなく、笑顔と自信に満ちあふれていた。
 残り100メートルで勝利を確信し、両拳を握り締めてゴールテープを切った。右手で力強くガッツポーズし、関係者に深々と頭を下げた。苦境に立たされても前向きな姿勢でレースに挑み、周囲への感謝の気持ちを示した。
 本格的に競歩を始めたのは高校2年。約2カ月後...    
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