勝負駆けの大一番で東京五輪切符をもぎ取った。自転車トラック種目の世界選手権で、男子ケイリンの脇本が銀メダルで代表選出を確実にした。惨敗したリオデジャネイロ五輪後の2017年に日本代表チームが拠点を置く伊豆市に転居し3年。競輪界のエースは「やったことのないトレーニングに向き合い、自分のケイリンを一から組み上げた」と雌伏の時を乗り越えた。
 「成績が出るまで、18カ月我慢しろ」。日本代表に合流した時、新たに就任したブノワ・ベトゥ短距離ヘッドコーチに告げられた。自転車に乗る時間は1日8時間から3時間に減り、反対に筋力トレーニングは週1回から3回に増えた。脇本はそれまでの考え方や実績...    
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