安倍晋三首相と国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長の電話会談で、東京五輪の延期が固まった。曲折を経て札幌開催が決まったマラソンと競歩の行方が注目されたが、政権幹部らは、小池百合子東京都知事の到着前に「札幌維持」を確認していた。舞台裏を検証する。

 24日午後6時50分ごろ、首相と大会組織委員会会長の森喜朗元首相、橋本聖子五輪相、菅義偉官房長官らが首相公邸で顔を突き合わせた。これからバッハ氏に、五輪延期を提案しようという時だ。

 一人が首相に「涼しい時の開催となったら、また札幌から東京に戻すことにならないか」と水を向けた。会談に同席予定の小池氏は、まだ到着...    
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