東京五輪出場が懸かる最終選考レースで、池田は終盤まで平常心を保ち続けた。「淡々とレースを進めよう」。残り4キロ。高橋との一騎打ちになると一転、最後は強気に攻めた。昨秋の世界選手権と2月の日本選手権の敗戦を経て、三度目の正直で五輪代表を自力で勝ち取った。
 互いにけん制が続いた中でも、池田は表情一つ変えず、ひたすら前だけを見つめた。12キロ付近のペースの変化にも柔軟に対応。残り2キロで高橋に背後に付かれたが、「ラスト勝負になっても絶対に負けない」と気持ちの強さで逃げ切った。
 日本選手権では代表に内定済みの山西に屈した。酒井コーチは「レベルの高いペースの上げ下げに精神...    
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