生まれ育った福島から世界へ羽ばたくのが誇り-。弱視クラスの陸上女子で東京パラリンピックの日本代表に内定した佐々木真菜(22)は、所属する東邦銀行(福島市)で練習を積み、パラリンピックの切符を初めてつかんだ。2011年の東日本大震災と福島第一原発事故後は、外を自由に走れない寂しさを味わった。あれから9年。仲間とともに走れる喜びを感じながら、憧れの舞台を心待ちにする。

 (神谷円香)

 生まれつき目に入る光の量を調節する虹彩がない難病の「無虹彩症」で、白っぽく、ぼんやりしか物が見えない。そのことを同級生にうまく伝えられず孤独だった小学5年の時、先生の勧めで福島市の陸上大会に出場し...    
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