「あの日々があったから、今のサッカーがある」―。明治安田J2ザスパクサツ群馬のDF渡辺広大主将(33)はJ1仙台に在籍していた2011年に東日本大震災で被災した。競技を続けることに葛藤を抱えながらも、この年4位に躍進したチームに貢献。当時と同様、現在も新型コロナウイルスの影響でリーグの先行きが見えない中、渡辺の経験がザスパの力になる。

 大きな揺れを感じたのは仙台でのホーム開幕戦の前日練習を終え、海に近いショッピングモールへ車を走らせていた時だった。怖さを感じて車外へ出ると、周りの車からも人が降りだした。妻に連絡を試みたが、つながらない。辺りは渋滞で動く気配がなく...    
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