視覚障害者の球技で「静寂の格闘技」とも呼ばれるゴールボールで、栃木市出身の茨城県盲学校教諭伊藤雅敏(いとうまさとし)(37)が東京パラリンピック出場を目指している。男子代表6人のうち既に4人が内定し、残り2人は3月に決まる見通し。時速70キロ近いパワーボールと、研ぎ澄まされた聴覚が武器の伊藤は「世界と戦う姿を見せたい」と、初の大舞台に向けて練習に汗を流している。

 「クワイエットプリーズ(静かに)」。2月中旬、都内の体育館に審判の声が響く。たちまち静寂に包まれるコート。伊藤から放たれた直球は相手選手の体を乗り越え、ゴールへ吸い込まれた。伊藤は「対戦相手の位置は、音で見る」と...    
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