己の限界を超えるため、競技の魅力を伝えるため。アスリートたちは夢舞台に挑む。東京パラリンピックの開幕まで25日で半年。ともに初出場の2選手の軌跡をたどった。

◆射撃・水田光夏 4.5キロの握力で引き金

 10メートル先にある的で、満点のエリアは極小の円。そこを狙って、エアライフルを60発撃ち続ける。「撃っている時は隣の人の点数も見えない」。集中力と精神力が問われる種目で、22歳の水田光夏の強みはどんな状況でも動じない心だ。

 3歳からクラシックバレエを習い、踊るのが好きだった中学2年の時、徐々に手足の筋力が低下...    
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