ずっと肩が痛い。腰痛も慢性化している。古傷を抱える両足首は、果たして五輪までもってくれるのか。「こんなに痛いのに、何で体操をやっているんだろう」。相次ぐけがで2008年以降初めて代表入りを逃した昨春。出口の見えないトンネルの中、内村航平(リンガーハット)は何度も自問した。

 12年ロンドン、16年リオデジャネイロ五輪で個人総合連覇を達成。体操界に君臨した絶対王者が行き着く答えは、いつも同じだった。「どうしても、五輪に出ない自分を考えられない」。もはや人生そのものとなった五輪への渇望が、31歳のベテランを突き動かしている。

 両肩を痛め、衝撃の予選落ちを喫した昨年...    
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