世界最高得点をたたき出したSPの「バラード第1番」、目指した「自分らしさ」を表現し切れなかったフリーの「SEIMEI」。平昌五輪の演目に戻して臨んだ大会を終え、羽生は前を見つめた。

 「フリーは点数を出し切れていないが、方向性は間違っていない。SPでの収穫はすごくあった。フリーでもああいうふうに滑りたい」

 フリーのつまずきは、心の揺れだった。リンクに入り、氷が深く削れているのを見つけ、審判に修復を要請した。「気が散った状態」のまま、冒頭は最高難度の4回転ルッツ。着氷が乱れ、手をついた。思い描くジャンプではなかったが、原因は明確。「崩されるような状態でも、あそこ...    
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